食べ物は難しい!
静野です。
弊社のデザイナーは、看板のデザインだけでなく、自分で商品などの撮影を行うこともあります。
看板屋さんというと、飲食店の方とお付き合いさせて頂く機会も多いのですが、写真撮影の中でも特に難易度が高いのが食べ物。いわゆる『シズル感』と言いますが、食べ物を美味しそうに、また見る人に「食べてみたい!」と思わせるような写真を撮るのは、なかなか簡単ではありません。
よく「綺麗な写真なんて、プロが使っているような高価な一眼レフを使えば簡単に撮れるんでしょ?」と言われたりもするのですが、道具の善し悪しだけでは「美味しそうな」写真は撮れません。どんなに高性能な道具を使ったとしても、アングルやフレーミング、ライティングの具合によって、写真の印象は大きく変わってしまうからなんですね。
最近ではフォトレタッチソフトの進歩によって、撮ったあとの写真の色味や彩度を変えることも比較的簡単に出来ます。でも、たとえ色味や彩度を変えることが出来たとしても、写真そのもののクオリティは撮ったあとでは加工のしようがないので、撮影はいつも真剣勝負。先日も新規オープンのラーメン屋さんで様々なラーメンの写真を撮影して来たのですが、どんな看板に仕上がるのか、今からとっても楽しみです。